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竹藪の伐採・抜根はどうやる?正しい対処とポイント

竹藪の伐採・抜根はどうやる?正しい対処とポイント

 

生長するスピードが非常にはやいことで有名な竹。材質の良さから、日本では建築素材や雑貨品の材料としての需要も高く、また、毎年旬のタケノコは食を楽しませてくれます。

 

たくさんの良いところを持っている竹は、時として迷惑な存在にもなってしまいます。成長スピードがはやすぎるために、見た目が悪く、放置された竹林が増えているのです。

 

繁殖力も強力な竹は、縦だけでなく横にも広がっていきます。周辺の土地にまで広がり、ご近所トラブルや土砂崩れといった問題を引き起こしてしまう可能性があるため、できるだけはやめに対処しておきたいです。

 

この記事では、有害となりうる竹林の伐採と伐根方法についてご説明します。適切な時期に、正しい方法でおこなうにはどのような注意点があるのか、見ていきましょう。

 

目次

 

竹を伐採するための正しい手順と適した時期

まずは「伐採」に注目していきましょう。そもそも竹を伐採しないとどうなるのか、いつに伐採するのが一番適しているのかなど、伐採について気になることがあることと思います。そういった疑問点について詳しくご紹介します。

 

伐採の必要性を知ったうえで、必要な道具をそろえて、適切な伐採をしていきます。

 

竹藪を伐採せず放置することの問題点

竹藪を伐採せず放置することの問題点

 

竹藪を放置しておくと、どのようなトラブルが起こるのでしょうか?竹が野放しにされていては、景観が悪くなるのは確かですが、それだけではありません。

 

起こりえるのは、ご近所トラブルです。竹林が住宅街のそばに隣接していることも少なくないです。竹が成長しつづけると、やがて竹の葉が周辺を多い日差しを悪くしてしまうようになります。

 

根はさらに大きな問題となります。竹の根は成長とともに横に横にと広がっていくため、地下でご近所の土地に侵入してしまうことがあるのです。こうなれば住宅の地盤強度を弱めてしまう可能性もありますので、非常に危険です。

 

竹藪を放置しておくと、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまうことになります。周りの環境のことも考えたうえで伐採作業を検討しましょう。

 

竹の伐採に適した時期

竹の伐採に適した時期は、伐採をする目的によって変わってきます。

 

材木として竹を利用したい場合は【冬】が適切です。
冬になるとほかの多くの植物と同様に、竹も休息の時期に入ります。休んでいる状況では、竹の中の水分が最低限になっているので、締まりのよい高品質な竹材になります。

 


また、水分をほとんど含まない分竹が軽いので、伐採した竹を運び処分するのが楽というメリットもあります。竹の根の根絶にも有効と言われる1メートル切りをする場合にも成長力が低下している冬を選びます。

 

竹藪を伐採で一掃したい場合は【夏】がおすすめです。
夏が始まった頃から夏が終わる前までに済ませることで、竹の勢いを一気にそぎ落としやすくなります。竹が春から成長をつづけてきて、ちょうど夏になると栄養分を使い果たしたすぐの時期に竹をすべて切り落してしまうのです。

 


熱い時期になりますので、作業の間にはこまめに休みを取り、水分補給もしっかりするなど、熱中症対策は万全にしましょう。

 

竹の伐採に必要な道具

竹伐採に必要な道具をリストアップします。業者のような伐採のプロでも自分でやる場合にも、服装も道具も準備万端にして挑むことが大切です。

 

・ゴム製の手袋
・歩きやすく、滑りにくい靴や長靴
・長袖長ズボンの服
・虫よけスプレー
・ゴーグル
・鋸(のこ)
・鉈(なた)
・鎌(かま)

 

 

竹の伐採手順

① 竹を倒す方向を決める
はじめに竹を倒す方向を決めます。伐採した竹を処分する場所の方向に向けます。山間部の場合は、降りる方向に向かって倒すと処分のときに楽になります。

 

② 足場を作る
足元に転がっているものでケガをする危険性がありますので、足場を作ることも大事です。動きやすくなるので作業効率もアップします。

 

③ 竹を切る位置を決める
切り株は短すぎると足を引っかけて転ぶ危険性があるので、数十センチメートル残すとよいと言われます。直径1,2センチメートル程度の細い竹は根元で切っても大丈夫です。

 

④ 鋸や鎌で切り、倒す
鋸の場合は水平に、鎌の場合は斜め下に向かって切ります。費用は掛かりますがチェーンソーなど重機を使うこともあるかもしれません。切る際には竹が勝手に倒れないよう、あいた片方の手を使って高めの位置で支えます。その後慎重に倒します。

 

⑤ 切り株に切り込みを入れる
切り株に上から垂直に数センチメートルの切り込みを入れます。切り込みがあるだけで、竹の根がはやく腐食し枯れるようになります。

 

竹の伐採をするにあたっての注意点

先ほどの「竹の伐採手順」の一番初めに合った通り、竹を倒す方向を決めて揃えることは大切です。竹は全長が長いので、同じ方向に切り倒さなければ入り乱れてしまうのです。また、切り倒した後にひとつひとつの竹の方向を揃えるというのはとても困難です。

 

竹を切り始める場所も重要なポイントです。山や丘などでは、高い位置にある竹から順に切り倒します。下方の竹から切り倒してしまうと、竹同士が引っかって足場を悪くするなど、余計な手間がかかってしまうからです。竹伐採をするときは、処分などあとのことを考えて賢く作業しましょう。

 

竹は伐根よりも枯らす方向で考える

伐根という林業用語をご存知でしょうか?伐根とは、伐採したあとに残った根元(切り株)を抜く作業のことを意味します。

 

伐採後の伐根は面倒だからと見落とされがちです。しかし、成長力が強い竹の場合はとくに、切り株が残っているとすぐに再び伸びてきてしまうので、根から退治することが欠かせません。

 

とはいえ竹の根は特徴的で伐根は困難です。むしろ、根を抜くのではなく、枯らす方法が一番効率的です。「枯らす」伐根方法についてご紹介します。

 

竹の抜根は実質不可能?

竹の抜根は実質不可能?

 

竹の根は特徴的です。何本、難十本にもなる竹は、一つの根から生えているのです。つまり、地中では竹は一つに繋がっているのです。いくつもの竹に繋がっている根は地下茎と呼ばれます。

 

親竹の存在も大きいです。親竹とは、地下茎で繋がっている竹の中でも一番核となる竹で、親竹がしっかりと生きている限り、地下茎で繋がる竹は栄養をもらうことができるのです。さらに、親竹は5,6年で交代するため長く生きながらえることができます。

 

根本から掘り返すことは実質不可能という意見もあるほど、竹を枯らすことが時間と寮力がかかると言えそうです。

 

竹の根を退治する方法

伐採・伐根以外にもさまざまな方法があります。竹を根絶したい方は、「伐採プラスアルファ」の対策として試してみることをおすすめします。

 

農薬
植物を枯らすことができる農薬を使えば、あまり手をかけずに簡単に竹を枯らして処分できます。地下茎からしっかりと枯れるように、竹に必要な分だけ農薬を注入します。

 

防竹シート
防竹シートというものをご存知でしょうか?雑草の育成を妨げる「防草シート」と同じ原理のグッズで、地面に敷くことによって竹が生えないように予防することができます。インターネット上でも広告や業者の販売サイトを見れば見つかるかもしれません。

 

繰り返し伐採をおこなう
定期的に竹を刈ることで、竹全体の成長をコントロールすることも重要です。切ってから効果が出るまでに時間はかかりますが、「1メートル切り」を毎年おこなうのも一つの手です。

 

竹を枯らすには1メートル伐採がおすすめ

1メートル伐採とは、竹を地面から高さ1メートルのところで切る伐採方法です。
即効性はあまりありませんが、1~3年後に根元からバッサリと枯らすことができます。とくに細めの竹には効果は高いです。

 

1メートル伐採は時期にも注目しましょう。【冬】におこなうのがベストです。12月初めころから2月後半頃までの間に済ませましょう。

 

まとめ

・成長・繁殖力の強い竹は、放置するとご近所トラブルに発展することも
・木材として使うなら「冬」に、伐採が目的なら「夏」が伐採の適時
・伐採する前に、処分のことも考えて竹を倒す方向とスタート地点を決める
・いくつもの竹が地下茎でつながっており、地下茎を根絶すれば一気に枯れる
・農薬、防竹シート、定期的な伐採が竹を根元から退治する方法
・1メートル伐採は、冬に切り、1年以降後に効果が現れる