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2019.07.11更新

伐採届が不要になる条件とは。伐採する木の本数とは関係ありません!

森林を伐採するときには、「伐採届」を事前に提出するよう各自治体によって定められています。伐採届は、伐採をおこなう環境によって伐採届の提出の有無は決まっており、木の本数に関わらずたとえ1本の伐採でも必要な場合があるのです。

そこで、今回は伐採届の有無を判断するためのポイントや伐採届の提出に関する情報をご紹介します。

「こんなときって伐採届は必要なのかな」「どこに書類を提出すればいいんだろう……」とお悩みでしたら、ぜひこちらのコラムをお役立ていただき、スムーズに安全に伐採作業をおこないましょう。

伐採届はどういうときに必要なのか

まず、「伐採届が必要なとき」とはどのような場合なのでしょうか。ここでは、伐採届の目的や内容をお伝えするとともに、伐採届が不要な状況について詳しくご紹介します。

伐採届の目的と内容

伐採届の目的と内容

伐採届を提出する目的は、森林法にもとづき各市区町村で定められている森林経営計画に沿った適切で安全な管理や整備をおこなうためです。森林法とは、過剰な森林の伐採を防ぎ正しく森林整備がおこなわれるために制定された法律です。

各市区町村の職員や林業に携わる方々、そして住民が一体となり安全かつ正しく森林環境を整備するために伐採届が必要になります。

また、伐採届には以下のように「伐採前」に提出するものと「伐採後」に提出するものがあります。

伐採前:伐採及び伐採後の造林の届出書
伐採後:伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告書

伐採をおこなう前だけじゃなく、伐採後もしっかり報告しなければならないということをおぼえておきましょう。

伐採届が不要な状況

行政により定められた森林法に、以下のような場合は「伐採届の提出は不要」と記載されています。伐採前に、これからおこなおうとする伐採が以下に当てはまるかどうか確認しておきましょう。

<場所>

  • ・各自治体における森林経営計画の対象ではない
  • ・保安林である(ただし、別の届出や許可が必要)

<作業>

  • ・除伐(植栽した木の生育を妨げる木や生育の悪い木を除去すること)
  • ・災害による被害にともなう緊急の伐採
  • ・倒木や枯れ木の伐採
  • ・竹の伐採

伐採届が必要でない場合でも、各都道府県許可が必要となる場合もありますので事前に自治体に確認するようにしましょう。

こういう場合でも届出は必要です

「伐採届って1本でも必要なのかな」とお考えの方もいるかもしれませんが、はじめにお伝えしたように、伐採届の有無は「伐採する木の本数」は関係ありません。以下のような場合であっても伐採届の提出は必要です。

〇1本だけの伐採
伐採したい木が1本であったとしても、地域森林計画の対象であれば必ず伐採届の提出が必要です。

〇低木の伐採
伐採したい木の高さは伐採届提出の有無には関係しないので、伐採届の提出が必要です。

基本的に「伐採をしなきゃ……」という状況のときは届出を提出するのが無難です。もし、届出を怠った場合、森林法にもとづいて100万円以下の罰金を支払わなくてはならないこともあるので忘れないようにしましょう。

伐採届の提出先・提出方法

伐採届を作成したあと「これってどこに提出したらいいんだろう」と迷っている方もいるのではないでしょうか。

まずは、伐採届の提出先や提出時期、基本的な伐採届の提出方法や提出までの流れを紹介します。きちんと全体の流れを知っておけば、安心して伐採をおこなうことができるはずです。

伐採届は誰がどこに提出するのか

伐採届は誰がどこに提出するのか

  • <提出する人>
  • 森林所有者や立木(地面に生育している木)を買い受けた者など
  • ※伐採する者と伐採後に造林をおこなう者が異なる場合、両者が共同で提出

<提出先>
伐採や造林をおこなおうとしている森林や立木がある市町村の長

提出方法

<提出期間>

  • 伐採及び伐採後の造林の届出書の提出:伐採開始の90日前から30日前まで
  • 伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告書の提出:造林完了日から30日以内

<必要な書類と記載事項>
〇伐採前

  • <必要書類>
  • ・伐採及び伐採後の造林の届出書
  • ・伐採場所の位置がわかる地図
  • ・伐採場所の面積がわかる平面図
  • ・登記簿謄本など伐採場所の権利を有していることがわかるもの

伐採前には、「伐採及び伐採後の造林の届出書」を伐採や伐採後の造林が正しくおこなわれるよう各市区町村に提出します。この書類には、森林や立木の所在地や造林の面積、造林方法など詳しい伐採計画を記載し、記載したとおりに伐採をおこなっていきます。

  • 〇伐採後
  • <必要書類>
  • 伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告書
  • 作業前後の写真など伐採や造林をおこなったことがわかるもの

伐採及び伐採後の造林の届出書にもとづいた伐採や造林がおこなわれ作業が完了したら、「伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告書」を提出します。

この書類には、伐採や造林の実施状況を正しく記載し、各市区町村へ報告します。伐採届は、造林しない場合でも造林以外に別の用途で使用する旨をきちんと記載し報告しなければなりません。

伐採前や伐採後に提出する必要書類は、各市区町村によって異なるため事前に確認しておくようにしましょう。

伐採をおこなう方法

手続きが済んだら、いよいよ伐採をおこないます。ここでは、自分で伐採をおこなう方法と業者に依頼する方法をご紹介します。伐採にはさまざまな道具が必要ですので、スムーズに伐採できるよう漏れなくきちんと準備しておきましょう。

【1】自分で伐採する場合

【1】自分で伐採する場合

自分で伐採するときは、「高さ3メートル未満」「太さ20センチメートル未満」を目安にしてください。これ以上大きい場合はリスクが高いので、自分で伐採はしないようにしましょう。

  • <道具>
  • 作業に適した服装:季節に合わせ快適かつ安全に作業できるものを選ぶ
  • ・作業着……肌を保護するため(夏場は通気性のよいものを選ぶ)
  • ・軍手……木くずが刺さったりケガをしたりするおそれがあるため
  • ・帽子……熱射病や日射病を防ぐため
  • 木を切る道具:値段はものにより差があるが、できるだけ切れやすいものを選ぶ
  • ・ノコギリ……チェーンソーが使えないような狭い場所でもスムーズに作業するため
  • ・チェーンソー……大型のチェーンソーは重量があるが性能も高く切れやすい
  • ・除草剤……伐根が難しい場合に効率よく根を枯らせるため
  • 木を処分する道具:できるだけ摩擦に強く丈夫な素材を選ぶ
  • ・ロープ……木を処分しやすいようにまとめるため

※ロープは、木を倒したい方向に固定して安全に倒すためにも使用可能

  • 後片付けをする掃除道具:作業が負担にならないよう体に合った大きさを選ぶ
  • ・ゴミ袋……木くずや枯葉を処分するため
  • ・ほうきとちりとり……木くずや枯葉をまとめるため

<方法>
安全に伐採をすすめるために、「受け口」と「追い口」を幹に入れていきます。まずは、密集した部分の不要な枝を切り落として軽くしておきましょう。

不要な枝を切ったら、受け口を倒木方向に斜めに入れていきます。直径の約4分の1を目安に切り込んでいきましょう。続いて、追い口は受け口の3分の2程度の高さから切り込んでいき、受け口との距離は最低でも2センチメートルほど残しておきます。

失敗を防ぐため、チョークやマジックでマークを用意して事前に切り込みを入れる箇所に印をつけておくのもよいでしょう。大胆に切り込みを入れようとせず少しずつ切って、ゆっくりと木を倒します。

<危険性>
伐採は、きちんと作業前に確認をしておかないと事故やトラブルを起こしてしまうおそれがあります。木が思わぬ方向に倒れたり周辺の電線に接触したりするほか、木が倒れたことで近隣住民とのトラブルになったり木を放置したことで害虫被害を招いたりしてしまいます。

そのようなことがないよう、伐採前にきちんと確認を怠らないようにすることが大切です。

【2】業者に伐採を依頼する場合

自分で伐採や造園をおこなわずすべて業者に任せれば、道具をそろえたりする手間もなく豊富な知識と技術力でスムーズに作業できます。ここからは、業者に伐採を依頼するメリットや業者に依頼する費用相場を詳しくご紹介しましょう。

  • <業者に伐採を依頼するメリット>
  • ・専門知識も技術力もあるので作業が早い
  • ・安全確認が適切におこなわれ危険が少ない
  • ・必要な手続きや道具の準備を一括しておこなってくれる
  • ・伐採後の造園までおこなってもらえる
  • ・伐採以外にも庭や森林の整備に関する相談ができる

伐採以外の相談にも対応してくれるのは、業者依頼の大きなメリットですね。また、自分で伐採をおこなうのは、倒木によるケガなど危険がともないます。安全かつスムーズに作業を終えられるよう、業者にお願いすることをおすすめします。

<業者に依頼した際の一般的な伐採費用相場>
伐採は、基本的に1本からご依頼可能です。通常、本数が多く高さがあるほど費用も高くなります。

  • 〇1本あたりの伐採費用
  • 高さ約3メートル未満:約3,000~5,000円
  • 高さ約5メートル未満:約5,000~20,000円
  • 高さ約5メートル以上:約20,000~30,000円

上記の費用はあくまで一例で、作業に使用する道具や伐採する本数、伐採の難易度によっても費用に差が生じます。たとえば、伐採場所周辺に駐車スペースがない、遠方での作業になる、本数が多く人手が要るという場合には、料金が高くなってしまいます。

業者に依頼したいと考えたときは、まずは弊社の無料相談窓口へご連絡ください。弊社で紹介する業者は、現地を徹底調査してわかりやすい見積書を作成いたします。

内容にご納得いただいてからの作業となりますので、不明瞭な作業や見積り後の追加請求などもありません。ご相談や調査は無料ですので、お気軽にご相談ください。

まとめ

伐採は、作業の前後に伐採届を提出し、その届書どおりに適切におこなわなければなりません。さらに、届書以外にも伐採場所の平面図や写真などほかにもいくつか準備しておかなければならないため、自分でおこなうのは非常に負担がかかります。

そんなときは、ぜひ伐採業者に依頼し安全かつ適切に伐採作業をおこないましょう。面倒な書類の準備や道具の準備も必要なく、保有している森林をきれいに伐採してもらえます。伐採や造林に関してなにかお悩みごとや困りごとがございましたら、お気軽に弊社へご相談ください。

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