みなさんは保安林をご存知でしょうか?
保安林は、農林水産大臣や各都道府県知事によって指定され特別に守られている森林のことです。
保安林の役割は、簡単に言ってしまえば私たちを災害から守ることです。
そもそも森林には、砂を乾燥させない・砂漠化させない働きや、
一度吸水してから川に水を送り込むことで洪水などを予防する働きがあります。
他にも土砂災害や、なだれなど様々な自然災害から私たちを守ってくれるため、
森林は保安林として確保されるようになりました。
私たちは実際にその働きの大きさを江戸時代に思い知らされているようです。
当時日本では大規模な森林伐採が行われ、あちらこちらで森林がなくなっていき、
その結果、あちらこちらで洪水が起こり、各地で甚大な被害が出ました。
最近でもタイで起こった洪水が過剰な伐採によるものであるという説があります。
森林をむやみに伐採することは自分たちを苦しめることになります。
ほとんどなくなってきたように思いますが、こういったことがなくなっていき
環境が守られていくといいですよね。