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折れやすい柿の木を正しく伐採・抜根する方法と手順

生長がはやく折れやすい!柿の木を伐採・抜根する方法

 

木のお手入れは手間がかかるため、柿の古木を長い間放置してしまっているという方もいらっしゃると思います。

しかし、長期間樹木を放置しておくことは、自身の敷地内だけでなく、近隣の民家への迷惑にもなりかねません。


特に柿の木は成長が早く、枝も比較的細いので、剪定もせず放置しておくとすぐに折れてしまいます。大きな実が落ちてしまっては処理が面倒です。

 

しかし、これらの様々なトラブルは柿の木を伐採・伐根することで回避することができます。

今回は、柿の木を伐採する目的と、伐採方法などをご紹介します。

 

目次

 

伐採・抜根は柿の木のためにも行いましょう

伐採・抜根は柿の木のためにも行いましょう

 

いざ伐採や抜根というと、柿木がかわいそうに思えてくる人もいるかもしれません。

しかし、柿の木は放っておくとグングン成長し、管理が難しくなり手に負えなくなってしまいます。


もし、しっかりと管理し手入れができないのなら伐採・抜根してあげることこそ柿の木のためでもあります。

ここでは柿の木を放っておくとどのように大変になるのかについて書いていきます。

 

柿の木を伐採・抜根する主な目的

実際に柿の木を手入れせずに放置すると、具体的にどのようなことが起きるのでしょうか。

いくつか例を挙げてみたいと思います。

 

管理が大変になった

 

柿の木などの果樹は放置すると大木に育ってしまいます。大きくなればその分、枝は広範囲に広がっていき、その枝から落ちる実や葉もより遠くへと広がっていきます。特に柿は生理落果と言って実をつけすぎた時は余分な実を落としていきます。

 

また、害虫被害によっても実を落とすことがあります。葉についても同様で、落葉シーズンの他に、葉を落としてしまうようになる病気がいくつもあります。


柿の木が大きくなればなるほど、実や葉を広範囲に落としやすくなりますが、それらを片付けるのも管理のうちであり、この管理こそがとても大変なのです。

 

落ちた実や葉が落ちて雨樋がつまる

 

柿の木が落とした実や葉によって雨樋がつまってしまうことがあります。雨樋がつまってしまうと、雨水が溢れ出して建物の外壁を汚してしまったり、雨樋本体を痛めてしまったりする原因になります。また、詰まった状態を放置し続けると雨漏りの原因にもなります。

 

そのような状況を防ぐため、こまめな雨樋の清掃が必要になってきますが、
やはり上記のように、柿の木は実や葉を落としやすいためとても大変な作業になります。

 

害獣・害虫が餌とする

 

美味しい柿が大好物なのは人間だけではありません。

害獣、害虫たちも柿を狙ってやってきます。アライグマ、イタチ、ハクビシン、サルなど様々な獣たちが敷地や家屋に浸入してくる可能性もあります。


その場合、果実を食い散らかすだけでなく、天井裏などに住み着いてしまうケースもあるほか、天井裏に住み着かれてしまいますと、糞尿等による汚染、足音や鳴き声による騒音、また動物由来感染症など深刻な被害を引き起こしてしまう恐れがあります。

 

害虫による被害もあなどれません。イラガ、ヘタムシ、カメムシなどが柿の木に取り付きます。イラガは別名、デンキムシと呼ばれるほど激しい痛みを伴う棘を持っているため注意が必要です。ヘタムシは実をどんどん落としていきます。カメムシはご存じのとおり、とてもくさいです。

 

実や葉が落ちて近隣に迷惑をかける

 

放置してどんどん大きくなった柿の木は塀を超え、隣家や公道にまで侵入してしまうこともあります。隣家敷地内に果や葉が落ちてしまっては、隣の人に掃除をさせることになり大迷惑です。

 

隣の人は枝を切りたいという悩みを持つことになることでしょう。しかし、伸びた木を勝手に切断していいわけではありません。


法律的には隣の家の木の枝が家同士の境界線を越えている場合には、枝を切ってもらうように依頼することができると定められています。


要するに、隣人は「枝を切ってください」とお願いすることしかできないと法律で定められています。


隣人の方からしたら、被害を受けてもお願いする、もしくは泣き寝入りするしかない、という歯がゆい二択しかありません。これでは、隣人関係が悪化してしまうかもしれません。

 

伐採をすれば日当たりがよくなる

 

これまで上がってきたのは柿の木の放置によるデメリットばかりでしたが、逆に伐採・抜根によるメリットはなんでしょうか。一つはやはり、スペースの確保ではないでしょうか。


これまで大木があった場所にスペースができれば、限られたお庭が広く使えるようになります。

 

また、日当たりも良くなるのではないでしょうか。日当たりの良いお庭を家族の憩いの場にすることも可能でしょう。このように、放置していた柿の木の伐採・抜根は住環境の改善に大きく繋がります。

 

柿の木の伐採に適した時期

では、伐採を行う上で適した時期というのはいつなのでしょうか。

柿の木も他の庭木と同様に冬(12月~2月)が最も伐採に適した時期とされています。


これは冬になると木が休眠期に入り、地下から水を吸い上げるのをやめるからです。
休眠期中の木は水を食い上げない分、乾燥しており他の時期に比べ伐採が容易になるのです。

 

また、葉を落としてしまっていることも、理由のひとつです。

枝だけになり「見通しの良い状態」となることは伐採の際の安全性を高めることに繋がるからです。


また、上記の水分がない、葉がない、という状態から木の重量も軽くなります。伐採による処分量は木の重量によって決まるので、費用が安くなることも重要です。

 

以上のような理由から、1年の中でも、冬が伐採に最も適した時期であると言えますが、もし差し迫った近隣問題などがある場合は、即座に伐採する必要があります。


4月~5月、7月~8月にかけても良く伐採が行われる時期ではありますので、
必ずしも冬にやらなければならない、ということはありません。

 

柿の木は伐採から抜根の手順で行います

柿の木は伐採から抜根の手順で行います

 

柿の木を放置するのは良くないということはお分かりいただけたでしょうか。

では、実際に柿の木を伐採・抜根するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

以下に手順をまとめてみましたので、ご参考にしてみてください。

柿の木の伐採手順

伐採とは、根本から木を切り倒す作業のことをいいます。
わかりやすく言うと、切り株の状態にすることです。
伐採をするだけでも、上気したような柿の木を放置することで起こることはほとんどなくなります。

 

また、業者に頼む際は木のサイズによって値段が変わることが多いですので、できることなら木がこれ以上大きくなってしまう前に行っておきましょう。

 

まずは枝打ちをする
伐採の際に根元から木を切り倒すため、気が倒れるときに枝が引っかからないよう枝打ちをします。
もし電線にでも引っかかってしまった場合、生命にかかわる重大な事故を引き起こす恐れがあるだけでなく、停電によって一般家庭、病院、工場、鉄道、交通信号など二次的な災害を引き起こしてしまう可能性があります。
ハシゴを使用したりして高所での作業になるので、慎重に行う作業です。
切り倒す
枝打ち後、チェーンソーで切り込みをいれ、方向を定めて倒します。
もし斜面に生えている場合は切り倒す方向や向きを考えなければなりません。
斜面の低い方に切り倒す場合は、倒れる勢いが強くなり危険になる場合があります。

また、高い方に倒す場合は、作業が困難なうえ、倒れた木が下の方に滑り落ちてくる危険性もあります。
伐採作業では、木をロープで結んでから倒すこともあります。
チェーンソーを扱う資格
ご自身で行う際にチェーンソーを取り扱う資格等は必要ありません。
しかし、労働として行う場合は、安全講習を受ける必要があります。
つまり、業者に依頼する場合は、きちんとチェーンソーを取り扱う知識を持った人に行っていただけるということになります。
チェーンソーは大変危険な道具のため、素人が安易に使用するのは避けた方が良いでしょう。

柿の木の抜根手順

伐採が済み、切り株の状態にしたら残った部分の抜根を行います。
では、抜根はどのような手順で進めていくのでしょうか。

 

抜根とは
切り株の状態から掘り起こして撤去することを抜根といいます。
また、生育している樹木の状態から伐採して抜根するまでの作業は、合わせて伐根といいます。
この抜根の作業が最も大変であることが多いです。
抜根の方法
抜根は条件さえ合えば重機で行うことが多いです。
スペース的に入らないなど、重機が使えない場合は、人力で掘り起こしていくしかありません。

方法としては切り株の周囲の地面を掘り起こし、横に伸びている根で太いものがあればノコギリ等で切っていきます。
どんどん掘り起こしていき、最終的には手で引き抜くことになります。
最初はびくともしませんが、根を切りながら掘り起こしていくうちにだんだんぐらぐらしてきます。
コツコツと地道な作業が必要になります。

伐採・抜根する際にお祓いすることも

木も生き物です。

伐採・抜根をするということは傷つけたり、殺生をしたりするということでもあります。
そういった思いを持ち、木々への敬意を込めて伐採作業の前にはお浄めの塩や、お酒を撒いたりすることもあります。

柿の木を伐採・抜根する際の注意点

また、柿の木を伐採・抜根する際は以下の点にも注意しましょう。

 

近隣問題にならないように行う
道路に面している場合は通行人・通行車両の進行の妨げにならないように行う
伐採・抜根した樹木、落ちた実を放置するのはトラブルの元、また雨が降ると樹木が重くなるので処分しにくくなる
抜根を行う際には土壌や排水・住宅設備に影響がないか確認する
高木の場合、伐採は自分では行わない方が良い

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
最後に柿の木の伐採方法について下にまとめましたので、復習してみましょう。

 

柿の木を放置しておくと
トラブルが起こる前に伐採・抜根する
木を処分するときは、伐採をしてから伐根を行う
個人で行うことが難しい場合は、プロの業者に依頼する